サンダルウッドな胡椒〜観能感想

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help リーダーに追加 RSS 宝生会月並能 能「巻絹」三川淳雄  狂言「八句連歌」善竹十郎

<<   作成日時 : 2006/12/13 00:45   >>

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「巻絹」イロエ
シテ:三川淳雄  ツレ:山内崇生 ワキ:野口敦弘  間:善竹大二郎
笛:藤田朝太郎  小鼓:住駒匡彦 大鼓:國川 純  太鼓:金春國和
地頭:近藤乾之助

狂言「八句連歌」 善竹十郎  大蔵吉次郎

「巻絹」
「弱法師」や「松風」に次ぐ、上演回数多い人気曲。意外?
小書のイロエは、神楽の代わりに、イロエという特殊な型になる。本来の位置にあるイロエは、宝生流では、元々、入らないらしい。
所要時間は1時間ちょうどくらい。
面白い演目とは思うし、仕舞でおなじみではあるのだが、前半、アイ(ワキの従者)がワキ(臣下)の命令で、ツレ(都ノ男)を縛り上げるところなど、能としては、どうなのだろう、少し、がさついた感じを受ける。
でも、アイが登場して、囃子が乗り、かかって(専門用語がわからない)、ツレが縄で縛られる場面、後半の物狂いの場面など、短い割りに見せ場があり、囃子の緩急が面白く魅力的です。
「謹上再拝」で着座して御幣を振るところ、物狂の終わりに「神は上がらせ給うと言い捨つる」で正先で両手を上げて、御幣をぱっと手放し、後ろに捨てるところも印象的。
物狂の古い能の形を残す作らしい。
シテの三川淳雄は、綺麗にまとまっていたと思います。

狂言「八句連歌」
借金取りに追われる何某。催促する貸主に連歌に託して言い訳をする。後半ほとんどが連歌のやり取りである。全部聞き取れなくて、狂言の本「狂言鑑賞二百一番」に載っていたのを見つけました。

「花盛り御免あれかし松の風」<発句>
「桜になせや雨の浮き雲」
「幾たびも霞に詫びん月の暮れ」(貸す身にわびん
責めかくる入相の鐘」(乞う
もせめて別れはのべて鳴け」(借金とり・日延べ
「人目もらすな恋の関守」(取り逃がすな
「名の立つに使いな付けそ忍び妻」(評判になるほど催促の使いをよこすな
「あまり慕えば文をこそやれ」<結句>と借金の証文を返す。

貸主は早く返済しろとの意味合いをこめ、何某は少し待ってくれという心持で読むと面白いのだと思います。なるほど八句だわ。
私自身は、いまいち風流には辿り着けず。

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