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楽琵琶 「番假崇」琵琶独奏 琵琶:芝 祐靖 「陪臚」琵琶・笙二重奏 琵琶:芝 祐靖 笙 三浦礼美 狂言「月見座頭」 シテ座頭:山本東次郎 アド男:山本則直 能「蝉丸」 シテ逆髪:観世清和 ツレ蝉丸:観世銕之丞 ワキ藤原清貫:宝生閑 ワキツレ輿かき:高井松男 大日方寛 アイ博雅三位:山本則俊 笛:松田弘之 小鼓:大倉源次郎 大鼓:國川 純 地頭:梅若六郎 3日連続の特別企画公演の初日に行って来ました。 能・狂言の演目は同じで、配役が少しずつ変わります。 本当は3日全部観ると、演出の意図とか、色々な事がわかるのかもしれません。 3日連続は無理でした。 2日目は、逆髪:梅若六郎 蝉丸:観世清和 3日目は、逆髪:観世銕之丞 蝉丸:梅若六郎 どの取り合せも面白そうです。 「楽琵琶」 演奏されるのは雅楽演奏家で有名な方らしい。 何となくにこやかに演奏されるのが、能楽とは違って見慣れない景色です。 映画音楽などに使われていたことがあるような気がしますので、何か風景が思い浮かぶ音色で、メロディーがあるような、ないような。 ただ、明確にイメージできないのは、現代的な音調ではないからでしょうか。 朧月夜に、築地塀の方から、ボ、ボロンと聞こえてきたら、物悲しいような、物狂おしいような、恐いような気色。 「陪臚」の琵琶・笙二重奏の方が、笙が入り、少し華やかになります。 「月見座頭」あらすじ 八月十五日の名月の夜、下京に住む座頭が、せめて虫の音でも聴こうと野辺に出る。 歩きながら、色々の虫の音を聞き分けて、愛でる座頭。 そこへ、上京に住まいする男が、月を眺めようと、やって来る。 二人は、和歌をやりとりし、意気投合して男が持ってきた酒を飲み交わす。謡ったり舞ったり (能、弱法師の部分ですね)楽しいひとときを共に過ごす。 さて、それぞれ下京、上京へ帰ろうとする。 男は、面白かったついで(?)に「作り声をして喧嘩を仕掛けてやろう」と思いつき、引き返す。 座頭にわざと当たると難癖をつけ、座頭を引き倒す。座頭は無惨に転げる。やっと杖を手探りで捜し、「さいぜんの人に引き換え、情けもないやつ」と云い、同じ男だとは気がついていない座頭。くしゃみをひとつして、終曲。 この演目を最初に見たときは、ラストの男の豹変に、狂言がこんな終わり方をするなんてと、唖然としたものです。。 人間の二面性。男が同一人物だとは、まったく気がつかない座頭。 をかし味の狂言とは一味違う、人間観察の深さがのぞく瞬間。 ラストのどんでん返し的?結末が、余計に前半の部分をしみじみと感じさせるのかもしれません。 今日の東次郎で言えば、前半の虫の音を聴いたり、月夜の下の二人の宴会のシーンなど、秋の夜の深々とした風情があり、心地よかったです。 |
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